神奈川県横浜市における17歳高校生の自転車と小型軽自動車との交通死亡事故

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神奈川県横浜市における17歳高校生の自転車と小型軽自動車との交通死亡事故

【判例名】

東京地裁平成25年3月7日判決(交通事故民事裁判例集46巻・第2号)

 

【死亡・後遺障害等級】

死亡

 

【賠償額】

被害者両親それぞれに33,288,611円
姉に900,000円

 

【事案の概要】

平成21年9月1日午後9時44分ころ、加害者が小型軽自動車を運転して神奈川県横浜市中区新山下の駐車車両の右側を通過しようとしたところ、その対向方面から侵入してきた原告自転車とが正面衝突した交通事故。加害者の自動車は、原告自転車と衝突後、約22分間、距離にして約10キロメートルに渡って走行。
被害者は事故時17歳、死亡時18歳・高校生である。

 

【死亡に至るまでの治療経過】

被害者は、頭部外傷等の傷害を負い、平成21年9月1日、A大学付属市民総合医療センター高度救命救急センターへ搬送。入院して手術等の治療を受けたが、同月20日、大脳腫脹による脳幹部圧迫のため死亡した。

 

【判例要旨】

 

1)過失相殺の可否及び過失割合
加害者には、事故当時、1型糖尿病に基づく無自覚性低血糖による意識障害に陥り、前方を注視して安全に走行すべき注意義務に違反して被告車を走行させた過失はあるが、他方、被害者にも、道路中央から左の部分を通行すべき義務に違反した過失が認められるとして、両者の過失割合を、被害者20、加害者80と認めた。

 

2) 死亡逸失利益
被害者は、本件事故当時17歳の高校3年生であったことなどを考慮し、労働能力喪失期間は、死亡時18歳から67歳までの49年間(生活費控除率50%)とするのが相当と認めた。

 

3) 死亡した被害者本人に対する慰謝料
被害者の年齢、受傷の程度、事故後の治療経過等に現れたいっさいの事情を考慮し、被害者本人への慰謝料は22,000,000円と認めた。

 

4) 原告らの固有の慰謝料
被害者が本件事故により死亡したことにより、その家族らとの関係、生活状況、本件事故の態様変化等の一切の事情を考慮し、本件事故と相当因果関係のある固有の慰謝料として、両親に各2,000,000円、姉に1,000,000円を認めた。