所有する車両が自宅前駐車場で鋭利な物体で傷つけられた保険事故と第三者から預かり保管中の車両を搬送中に損傷した保険事故

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所有車両を傷つけられた保険事故と預かり中の車両を搬送中に損傷した保険事故

【判例名】

札幌地裁平成25年3月13日判決(交通事故民事裁判例集46巻・第2号)

 

 

【保険金】

0円

 

【事案の概要】

以下の2つの損傷が発生した事故に対する保険金請求がいずれも認められなかった保険事故。
原告は、車両の販売・修理等を業とする株式会社の代表者。
被告は、損害保険を業とする株式会社。
原告は、被告に対する別件の保険金詐欺未遂事件に関与している。

 

1) 保険事故1(駐車中の車両の損傷)
平成21年11月10日夕方ころから同月11日午前7時ないし8時ころまでの間、総合保険契約を付保した車両(本件車両1)を、その所有者である原告の自宅前駐車スペースにおいて、何者かによって前後左右及びルーフを含むパネル全周にわたり鋭利な硬い物体による引っ掻き傷を付けられた事故。

 

2) 保険事故2(搬送中の車両の損傷)
自動車管理者賠償責任保険契約を締結した保険契約者である原告が、第三者から預かり保管中の車両(本件車両2)を修理工場へ搬送中に同車の左右フロントフェンダーとフロントバンパーに損傷が発生した事故。

 

【判例要旨】

1) 保険事故1の発生の有無 
損傷が人為的にされたものである事実については、当事者間に争いはないが、原告の主張する日時・場所において原告以外の第三者によって行なわれた旨の事実かを認定するには合理的な疑いが残ることから、認定することはできない。

 

2) 保険事故2の発生の有無 
原告会社は、A氏から預かった車両を搬送の過程で生じたとする主張は・供述は事実を認定するには合理的な疑いが残ることから、認定することはできない