三重県桑名市の交差点の横断歩道上における車両と歩行者との死亡事故

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三重県桑名市の交差点の横断歩道上における車両と歩行者との死亡事故

【判例名】

東京地裁平成25年3月14日判決(交通事故民事裁判例集46巻・第2号)

 

【死亡・後遺障害等級】

死亡

 

【賠償額】

被害者妻に67,847,981円
被害者長男次男にそれぞれに33,918,990円
被害者両親にそれぞれ515,000円

 

【事案の概要】

平成21年3月28日午後11時10分ころ、三重県桑名市において、対面信号機の表示を確認しないまま直進した加害者が運転する車両が、歩行者専用の対面信号が赤色の時に横断を開始した被害者に衝突した横断歩道上の交通事故である。
被害者は事故時39歳、死亡当時39歳の産婦人科医師の男性。加害者は、引越運送、貨物一時保管等を行なう会社の支社に所属し、その帰宅途中に本件事故を発生させた。

 

【死亡に至るまでの治療経過】

被害者は、脳挫傷等の傷害を負い救急搬送されたが、翌3月29日午前0時15分頃、脳挫傷のため死亡した。

 

【判例要旨】

1)被告会社の運行供用者該当性
被告は自己の便宜のために複数の通勤手段の中から車での通勤を選択したのであり、被告会社の業務との関連性はないため、損害賠償責任を負わない。

 

2)過失相殺の可否及び過失割合
被害者が眠気を覚え、運転上の注意義務を怠ったこと(前方不注視)にあるが、被害者にも信号機の表示する信号に従わずに横断していた事情(信号無視)があるので、両者の過失割合を、被害者5、加害者95と認めた。

 

3)死亡逸失利益
本件事故の前年の収入15,409,600円を基礎収入とし、死亡逸失利益の期間を死亡時39歳から67歳までの28年間とし、1億6070万1633円を認めた。

 

4) 原告らの固有の慰謝料
被害者の死亡による慰謝料として、本人2500万円、妻に200万円、未成年の子2名に各100万円、両親に各50万円を認めた。