高次脳機能障害等により後遺障害等級1級3号、右眼失明により後遺障害等級8級1号、併合1級に認定された事案

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高次脳機能障害等により、併合1級に認定された事案

東京地裁平成15年8月28日判決(交通事故民事裁判例集36巻・4号・1091頁)

 

【死亡・後遺障害等級】

 

後遺障害等級併合1級

 

【損害額合計】

 

312,010,999 円

 

【慰謝料額】

 

合計40,000,000円
後遺症慰謝料の本人分として、32,000,000円
近親者2名(被害者の両親)に各4,000,000円

 

【事案の概要】

 

平成9年8月12日午前1時33分ころ、被害者が東京都豊島区内でタクシーに客として同乗中、タクシーが普通貨物車と衝突し、開放性脳損傷、脳挫傷、右眼球破裂、外傷性てんかん等の傷害を負い、平成11年2月12日に症状固定した。被害者の障害は、高次脳機能障害等で後遺障害等級1級3号、右眼失明(右眼球摘出)で後遺障害等級8級1号、併合1級に認定された。
被害者は、女性で、事故当時21歳の会社員である。
原告は、被害者と被害者の両親である。

 

【判例要旨】

 

(裁判基準額 28,000,000円)

 

以下の事情から、合計で、40,000,000円の後遺症慰謝料を認めた。

 

@被害者は、本件事故によって、脳の一部をえぐり取られ、入院中に大きな手術だけでも6回も受け、文字どおり生死の境をさまよったこと。
A被害者は、事故当時21歳の独身女性であり、何ら落ち度がないにもかかわらず、若くして高次脳機能障害、左片麻痺、右眼喪失等の極めて重大な後遺障害を負い、生涯にわたり常時介護が必要となったこと。
B頭蓋骨が陥没し、外貌についても著しい醜状が残ったこと。
C現在でもなお服薬を怠れば脳痙攣を起こして死亡する危険性を有していること。
D被害者の両親は、一人娘である被害者が、本件事故によって、生死の境をさまよったばかりでなく重大な障害を負い、現在でもなお死亡する危険性を有していること、また、自営していたクリーニング店を被害者の介護のため実質的に廃業したことなど、被害者の死亡にも比肩すべき精神的苦痛を被ったものといえること。