神戸市中央区の片側二車線の道路真ん中付近の窪みを走行中に車輪が陥落して車両が損傷した事故

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片側二車線の道路中央付近の窪みを走行中に車輪が陥落して車両が損傷した事故

【判例名】

神戸地裁平成25年3月28日判決(交通事故民事裁判例集46巻・第2号)

 

【賠償額】

53万1,000円

 

【事案の概要】

平成21年9月27日午後10時ころ、原告代表者が原告保有の普通乗用自動車(メルセデス・ベンツSシリーズ)で神戸市中央区の神戸明石線の片側二車線の道路の真ん中辺りを走行中、アスファルト舗装が削れて生じた2つの窪み(大きさ約50×25cm、約30×30cm、深さ各約3cm)に車輪が陥落し、ホイール及びサスペンション等が損傷した事故。修理期間は23日間。
原告は、一般廃棄及び産業廃棄物収集・運搬及び処理等を目的とする株式会社。被告は、神戸市。

 

【判例要旨】

1)事故の発生
制限速度時速50kmのところを、時速約80kmでアスファルト舗装された本件道路の真ん中辺りを走行中(タイヤの扁平率30%の薄いもの、通常は50?60%)、下側から強い衝撃があったため、道路左側に停車させて道路状況を確認した所、2ヵ所の窪みがあり、損傷状況を確認するとフロントバンパー左下部に擦過傷があった等の認定事実によれば、陥落したことにより、原告車に損傷が生じたものと認める。

 

2)責任
本件窪みは、走行する車両の速度や装着するタイヤの使用等があいまって、当該等車両の路面側等を損傷することがあり得、交通の安全、円滑に支障がない程度の軽微なものであるとはいえず、本件道路には管理上の瑕疵があると認められる。

 

3)損害
事故当時、原告代表者は原告車しか保有しておらず、通勤及び客先回り等に使用し、原告代表者の見得や体面もあって、代車として有限会社EからBMWの最高級車種BMW7シリーズを日額5万円で借り受けて使用。使用料は115万円(日額5万円×修理期間23日)。通常は、同種・同等・同格の車種である必要はなく、それに相応する車種の車両であれば、代車料の賠償を求めることができるため、原告車は高級外車であり、その代車として国内最高級車とされるトヨタ・レクサスLS460クラスの車両(保険代車料金日額2万1,000円)が相当と認められ、原告車の利用利益の損害賠償額が48万3,000円と認定された。