滋賀県甲賀市の国道にて、事業用大型貨物自動車が歩行横断中の被害者を死亡させた交通事故

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事業用大型貨物自動車が歩行横断中の被害者を死亡させた交通事故

【判例名】

東京地裁平成25年1月11日判決(交通事故民事裁判例集46巻・第1号)

 

【死亡・後遺障害等級】

死亡

 

【賠償額】

被告と被告運輸会社は、連帯して被害者の父親に2,710万6,915円、
被害者の母親に2,710万6,915円。

 

【事案の概要】

平成20年9月6日午前4時45分ころ、滋賀県甲賀市の国道1号にて、被告が運転する事業用大型貨物自動車が歩行横断していた被害者と衝突した事故。
被害者男性は、多発性頭蓋骨骨折等で死亡。死亡時30歳、会社員。

 

【判例要旨】

1)過失相殺
横断禁止規制のない道路を横断した歩行者と法定速度内で走行した被害者との衝突において、被告車(業務用大型貨物自動車)が前照灯を下向きにして走行し歩行者を発見するのが遅れた前方不注視でその過失は大きいとし、他方、事故が夜間だったことを考慮し、被害者30、加害者70と認定した。

 

2)逸失利益
7,686万3,820円と認定した。
うち退職までの給与は、被害者はアメリカ合衆国ニューヨーク州内の高校を卒業後、D大学法学部を卒業し、N株式会社に勤務。大卒の従業員が部長職で定年退職した場合を想定し、6,989万7,626円と認定した。婚約者がいたため生活費控除を40%と原告側が主張したが、独身男性であることから50%とした。差額退職金は371万2,508円、退職後就労可能年齢までの給与は325万3,686円と認定した。

 

3)慰謝料
2,500万円と認定した。

 

4)原告保険会社が代位取得した損害賠償請求権の額
人身障害補償保険契約は、約定上、被保険者又は保険金請求権者の権利を我意さない範囲内で被保険者又は保険請求権者の請求権を代位取得するから、原告保険者が被保険者(原告A)に支払をして代位取得したことにより損害賠償のてん補の対象となるのは、人身損害補償保険金として支払われた金額のうち、過失に相応する損害額を上回る部分に限られるとして、保険代位による求償金請求を認めない。