福井県の国道トンネル内で自損した交通事故の偶発的な死亡事故

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福井県の国道トンネル内で自損した交通事故の偶発的な死亡事故

【判例名】

福井地裁 平成25年1月11日判決(交通事故民事裁判例集46巻・第1号)

 

【死亡・後遺障害等級】

死亡

 

【賠償額】

妻に対し3,000万円。
2人の息子に対し、それぞれ1,500万円。
原告B鉄工株式会社に対し18万5,351円

 

【事案の概要】

平成22年6月30日午後6時ころ、福井県南条郡の国道8号大谷第4トンネル南口付近先路上において、同トンネルの西側壁に衝突して被害者が傷害を負い、同日の午後7時28分ごろに腹腔内出血により死亡した交通事故である。
死亡した男性は、54歳、B鉄工株式会社の代表取締役。被告は、A保険株式会社 。

 

【保険の種類】

一般自動車総合保険。人身障害補償特約(保険金額は1名につき5,000万円)、搭乗者障害条項(保険金額は1名につき1,000万円)、車両条項、対物事故の賠償責任条項が合意されており、いずれの条項においても、被保険者の自殺行為によって、あるいは故意によって生じた損害・傷害の場合は、保険金を支払わないことで合意。

 

【判例要旨】

1)偶発的な事故の主張立証責任の所在と故意免責
死亡した男性の会社の資金繰りのめどは立っていたものと認められ、故意に事故を引き起こすことを決意させるに足りると認められる事情は見当たらないため、被告の主張する自殺行為によって生じた損害とは認められず、故意によらない偶発的な事故であると認定された。

 

2)逸失利益
逸失利益は、3825万7099円と認める。