群馬県吾妻郡の国道の下り坂で雪のためスピンして後部座席の同乗者を怪我させた交通事故

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国道の下り坂で雪のためスピンして後部座席の同乗者を怪我させた交通事故

【判例名】

東京地裁 平成25年1月16日判決(交通事故民事裁判例集46巻・第1号)

 

【死亡・後遺障害等級】

14級3号

 

【賠償額】

836万5,980円

 

【事案の概要】

平成11年2月20日午前10時40分ころ、群馬県吾妻郡嬬恋村の国道146号線の下り坂において、被告が運転する普通乗用自動車でスキー場に向かっていたところ、雪のためスピンして電柱に右後部を衝突させ、後部座席中央に乗車していた原告が頭部や右肩等を強打した交通事故。
原告は、事故当時32歳、症状固定時時36歳・事務職会社員。

 

【怪我と後遺障害の内容】

原告は、右側頭骨骨折、右鎖骨骨折の傷害を受け、事故約7ヵ月後の平成11年9月21日に右難聴と診断された。のちに、鼓室形成術の施行を受け、右耳小骨離断が認められて平成14年11月26日に症状固定の診断を受けた。
その後も通院を継続し、事故後約9年以上経過して左難聴を訴えたが、本事故との因果関係は認められなかった。

 

【判例要旨】

1) 逸失利益
事故当時、年収489万1,766円を得ていたことを考慮し、労働能力喪失率を5%、労働能力喪失期間を症状固定時36歳か67歳までの31年間と認め、後遺障害逸失利益を364万2,371円と認定した。退職金に関する逸失利益は認めることはできないとした。

 

2) 後遺障害慰謝料
110万円と認めた。

 

3) 損害の填補
保険会社が医療機関に対し、その請求に応じてした支払いは、損害賠償金元本に充当するとともに、原告被害者は遅延損害金を別途請求しない(免除する)との黙示の合意があり、それに基づいてなされたものと認めた。