静岡県伊東市の路上における停車中の普通自動車と自転車の衝突事故

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静岡県伊東市の路上における停車中の普通自動車と自転車の衝突事故

【判例名】

東京地裁 平成25年1月22日判決(交通事故民事裁判例集46巻・第1号)

 

【死亡・後遺障害等級】

14級9号

 

【賠償額】

3756万8411円

 

【事案の概要】

平成17年8月8日午前11時38分ころ、原告が自転車に搭乗して静岡県伊東市の路上を進行中、道路の左側端に停止していた普通貨物自動車の後方から右側を通過しようとしたところ、被告が運転席のドアを開けたために衝突した交通事故である。
被害者は症状固定時57歳の飲食店に勤務する女性である。

 

【怪我の後遺症の内容】

頚椎捻挫及び全身挫傷の傷害を負い、両上肢の筋力低下及び局部に神経症状を残し症状固定した。

 

【判例要旨】

1)過失相殺
被告はハザードランプを点灯せず、原告は運転席のドアが開くことは予見することは困難で、事故を回避することは不可能であり、原告にいかなる過失も認められないため、過失相殺は認められない。

 

2)後遺障害
原告は、事故により左上下肢にRSD(反射性交感神経性ジストロフィー)を発症し後遺障害等級第7級を主張したが、それが事故を契機とするものとは認められず14級9号と認定された。

 

3)素因減額
事故前からの原告の障害や事故後の精神状態が治療の長期化や後遺障害の残存に寄与したとは認められず、被告の素因減額の主張は認められない。

 

4)休業損害
飲食店に勤務し、毎月25万円の給与と年2回の賞与の支給を受け、かつ同居する次男のための家事労働に従事していたことが認められ、事故日より21日間は平均して70%、その後症状固定日までの59日間は平均して30%の休業割合を認め、180万3764円と認定された。

 

5)後遺障害遺失利益
症状固定日から7年間にわたり5%を認め、99万3640円と認定された。