愛知県稲沢市の車線にふらつきながら進入してきた自転車に自動車が衝突した事故

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愛知県稲沢市の車線にふらつきながら進入してきた自転車に自動車が衝突した事故

【判例名】

名古屋地裁 平成25年1月24日判決(交通事故民事裁判例集46巻・第1号)

 

【死亡・後遺障害等級】

併合6級

 

【賠償額】

607万5293円

 

【事案の概要】

平成15年11月4日午後5時40分ころ、愛知県稲沢市の歩道にて、原告が自転車に搭乗中、ハンドルグリップを電柱に接触させてふらつきながら車線に進入し、被告運転の車両に接触させながら転倒した交通事故。
原告女性は、事故時17歳の高校3年生。その後化粧品販売会社美容部員として就職。同社担当者の指示で線状痕を目立たなくすることとして、店舗で接客営業に従事。

 

【怪我と後遺障害の内容】

右前房出血、網膜出血、顔面裂創、歯牙破折、頭部挫創等の障害を負い9日間入院。顔面の左眉に長さ約9・3センチのがぎ型の癒痕につき7級12号、歯牙補綴につき13級4号、併合6級、歯牙補綴の既存障害14級2号の認定を受けた。

 

【判例要旨】

1) 過失相殺
被告が、衝突地点の約6・4メートルの地点まで自転車の進行の異常に気づかず、漫然と走行を継続した結果によって事故を回避することができなかったとし、他方の原告は、携帯電話機を持って自転車を運転していた事実は認められないが、ふらついても直ちに停止しなかった事実から、自転車運転に対する集中力を欠きサドルの高さの適正な調整を怠ったとし、両者の過失割合を、原告35、被告65と認定した。

 

2) 後遺症による逸失利益
6級という比較的軽度のものだが、その後遺障害が生涯にわたって残存することから、症状固定の3年後から49年後までの46年間について12%の労働能力喪失とし、702万6837円を認めた。

 

3) 傷害慰謝料 
150万円と認めた。

 

4) 後遺障害慰謝料
920万円と認めた。