品川区の路上で停車中に追突され法科大学院への進学を断念した大学生の交通事故

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路上で停車中に追突され法科大学院への進学を断念した大学生の交通事故

【判例名】

東京地裁 平成25年1月25日判決(交通事故民事裁判例集46巻・第1号)

 

【死亡・後遺障害等級】

いずれもなし

 

【賠償額】

被告らは連帯して153万1020円
追突した被告本人は52万5380円

 

【事案の概要】

平成21年10月22日午後8時06分ころ、原告が運転する普通乗用自動車が品川区西五反田の路上に停止中、時速35?40キロ程度で走行していた被告車が追突した交通事故である。
原告は、事故時27歳の大学生・男性である。

 

【怪我の内容と症状固定時期】

頚椎捻挫、腰椎捻挫、背部捻挫、頭部打撲、左臀部打撲であり、その症状は他覚的所見のない神経症状が中心で、争点の症状固定時期は平成22年6月末と認定された。

 

【判例要旨】

1)休業損害
E大学法学部に在学中、事故前から産業給食の配送アルバイトに従事し、事故の受傷によって辞めたことが認められ、休業損害が事故日から休業期間を90日間とし、30万7800円が認定された。

 

2)就職遅れの損害
事故の受傷により法科大学院への進学を断念せざるを得なくなったとして精神的苦痛に係る慰謝料を予備的に183万3333円主張したが、原告の受傷内容、治療及び症状の経過によれば受傷が進学のための勉強の大きな支障となったとは容易に認め難く、受傷と進学断念との間に相当因果関係は認められないが、ある程度の精神的苦痛を被ったであろうと認め、慰謝料15万円と認定された。

 

3)ペット預け費用
事故当時、自宅でペット(ヘビ5匹、ネズミ4頭)を飼育していたところ、受傷のため世話が困難となり、ヘビはペットクリニックへ、ネズミはペットホテルに預けた。原告は、退院時にはペット飼育が可能であったというべきであり、事故との相当因果関係にあるペット預け費用は、ヘビ31日分52万7000円、ネズミ33泊分21万円を認めた。