大阪市の転回禁止規制のある路上で、いきなり回転してバイクと衝突した交通事故

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大阪市の転回禁止規制のある路上で、いきなり回転してバイクと衝突した交通事故

【判例名】

大阪地裁 平成25年1月29日判決(交通事故民事裁判例集46巻・第1号)

 

【死亡・後遺障害等級】

併合9級

 

【賠償額】

2,331万4,553円

 

【事案の概要】

平成19年2月22日午後8時30分ころ、大阪市天王寺区の転回禁止規制のある路上において、被告会社の業務で巡回中に第一車線左端に停止していた被告車が、被告が発進していきなり回転を開始したため、普通自動二輪車を運転し走行していた原告と衝突した交通事故である。
被害者男性は、症状固定時36歳のグラフィックデザイナー。本事件以前に事故に遭い、併合11級の既存障害をもつ。

 

【怪我と後遺症の内容】

左尺骨遠位端骨折による左手関節の機能傷害10級10号、同骨折による変形傷害12級8号、左大腿骨幹部骨折後の左下肢1センチの短縮による神経症状14級9号の後遺症を残し、症状固定した。この後遺症については、併合9級の自賠責後遺障害等級が認定された。

 

【判例要旨】

1)休業損害
原告主張の600万円の収入が得られたとまでは認め難く、申告所得額に申告書上計上されている費目の金額合計122万を加えた477万1358円を基礎収入とし、就労制限の割合を事故後313日は100%、症状固定日までの183日は50%と認めた。

 

2)労働能力の逸失利益
過去の事故による後遺障害(併合11級)の喪失率20%との差である15%分のみとする被告の主張を、負傷部位が異なる等を理由として排斥したうえで、30%と認めた。

 

3)後遺障害喪失利益
事故前年の申告所得額を基礎としたうえで、症状固定時36歳から67歳の31年間にわたり、30%の労働能力喪失と認めた。

 

4)後遺症慰謝料
670万円と認めた。