茨城県土浦市の交差点の信号待ちで停車中、勾配のある道を後退して後続車2台に衝突した交通事故

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交差点の信号待ちで停車中、勾配のある道を後退し後続車2台に衝突した交通事故

【判例名】

東京地裁 平成25年2月12日判決(交通事故民事裁判例集46巻・第1号)

 

【死亡・後遺障害等級】

なし

 

【賠償額】

原告A陸運株式会社に194万4,477円
原告に6万9,770円

 

【事案の概要】

平成22年6月23日午前9時13分ころ、茨城県土浦市の国道6号線から国道125号線に通じる道路において、盗難の嫌疑がある建設用重機を積載した被疑車両(大型貨物自動車)が交差点手前で信号待ちのため停止し、その後方に同車両を追跡していた茨城県警のパトカー、原告車(大型貨物自動車)の順に停車していたところ、被疑車両の運転者がギアをニュートラルにし、ブレーキを解除した状態で逃走。降雨のため路面が湿潤状態であったことで、同車両が進行方向に向かって上り勾配(7.6%)となっている道路を後退してパトカーに衝突。被疑車両に押されたパトカーが後退して原告者に衝突した交通事故である。

 

【判例要旨】

1)パトカーの被疑車両追跡行為の違法性
原告らは、パトカーが原告車に衝突したのは、パトカーがサイドブレーキをかけなかったことが理由であると主張したが、事故との間に相当因果関係は認められず、また、パトカーが被疑車両の追跡開始及び追跡継続中のいずれにおいても、赤色灯、サイレン、マイク等により被疑車両を追跡中であることを周知しなかったことは違法であるという主張においても、国家賠償法1条1項の適用上違法であるとはいえず、パトカー運転者に過失があるとは認めなかった。

 

2)障害慰謝料
原告運転者は、本事故により頚椎捻挫、腰椎捻挫の障害を負ったため、その治療費2万6520円と通院交通費1250円、障害慰謝料3万2000円、弁護士費用1万円の損害合計額6万9770円を認めた。