岡山県倉敷市の国道430号線の交差点を通過した被害車が中央分離帯を乗り上げ、電柱等に衝突した交通事故

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国道の交差点を通過した被害車が中央分離帯を乗り上げ、電柱等に衝突した事故

【判例名】

岡山地裁 平成25年2月21日判決(交通事故民事裁判例集46巻・第1号)

 

【死亡・後遺障害等級】

なし

 

【賠償額】

85万8,773円

 

【怪我と後遺症の内容】

なし

 

【事案の概要】

平成22年4月12日午前3時45分ころ、業務用大型貨物自動車が岡山県倉敷市の国道430号線の交差点を通過する際、交差点東側に設けられた中央分離帯に乗り上げたうえ、反対車線を越えて歩道に設置された電柱等に衝突した交通事故。
原告は、有限会社A。被告は岡山県。

 

【判例要旨】

1) 交差点の設置管理の瑕疵
比較的交通量の多い道路で、東行車線の第2車線を走行してきた車両がそのまま直進すると、交差点東側にある中央分離帯に衝突してしまうため、進路を若干左側に取る必要がある形状となっていたところ、交差点は街灯もなく、中央分離帯との衝突を回避するうえで十分な措置が講じられていたとは認められず、本件国道は通常有すべき安全性を欠いており、その措置または管理に瑕疵があったことを認めた。

 

2) 過失相殺
被害者は、あらかじめ走行経路に関する特殊車両許可を取得する必要があるのにこれを取得しておらず、また特殊車両の通行許可において一般的に付される条件に違反して交差点通過の際の徐行をせず、第1車線の車両を追い抜いた際にそのまま第2車線での走行を継続し、制限時速10キロメートルを超える速度走行をしていたなどの事情が認められることから、国道の瑕疵を前提としても被害者側の過失を80%と認めるのが相当とした。