夜の三重県桑名郡の伊勢湾岸道下り第1走行車線上に2台の車両が停車して口論している最中、大型貨物自動車が時速80キロで衝突し、2名が死亡した交通事故

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2台の車両が停車して口論中に大型貨物自動車が衝突し、2名が死亡した事故

【判例名】

神戸地裁 平成25年5月23日判決(交通事故民事裁判例集46巻・第3号)

 

【死亡・後遺障害等級】

2名死亡(Aは28歳、Bは妻と3人の子をもつ51歳)

 

【賠償額】

<A事件>
亡Aの父と亡Bの妻は、原告D運送に対し、連帯して149万9,499円
亡Aの母と亡Bの長女は、原告D運送に対し、連帯して49万9,833円
亡Aの母と亡Bの長男は、原告D運送に対し、連帯して49万9,933円
亡Aの母と亡Bの次男は、原告D運送に対し、連帯して49万9,833円
亡Aの父と亡Bの妻は、原告共済組合に対し、連帯して18万2,632円
亡Aの母と亡Bの長女は、原告共済組合に対し、連帯して6万877円
亡Aの母と亡Bの長男は、原告共済組合に対し、連帯して6万877円
亡Aの母と亡Bの次男は、原告共済組合に対し、連帯して6万877円

 

<B事件>
原告D運送と亡Bの妻は、原告保険会社に対し、連帯して125万8,537円
原告D運送と亡Bの長女は、原告保険会社に対し、連帯して41万9,512円
原告D運送と亡Bの長男は、原告保険会社に対し、連帯して41万9,512円
原告D運送と亡Bの次男は、原告保険会社に対し、連帯して41万9,512円

 

【事案の概要】

平成23年4月16日午前1時0分ころ、三重県桑名郡の伊勢湾岸道下り車線にて、訴外A・Bが片側3車線の高速道路において抜きつ抜かれつの状態となった後、互いの車両(いずれも普通乗用自動車)を第1走行車線上に縦に並んで前にB車、後ろにA車の順で停車させ、降車して口論していたところ、訴外C運転の大型貨物自動車(Cの雇用主は原告D運送)が時速80キロでB車に衝突し、A車がB車に衝突(A事件)して、その衝撃により、A車が前方のB車に衝突(B事件)し、B・Aが死亡した交通事故。

 

【判例要旨】

1) 過失相殺
A・Bを総体としてみることとし、A・Bの高速道路の走行車線上における停車行為は重大な過失にあたるとし、B車は前照灯を点灯していたものの停止表示器財を設置せず、ハザードランプも点灯させていなかったこと、他方、Cは約222.5メートル前方で一旦B車を発見していたこと、原告C車の先行車がA車・B車を回避できていること等から、Cの前方不注視の程度は著しいものであったとして、A・B対Cの過失割合を60対40と認定した。
 A対Bの過失割合は50対50であるとして、A対B対Cの過失割合を30対30対40と認定した。