自動車対自動車の追突事故における共同不正行為責任(保険金の過大な請求について)

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自動車対自動車の追突事故の共同不正行為責任(保険金の過大な請求について)

【判例名】

東京地裁 平成25年5月29日判決(交通事故民事裁判例集46巻・第3号)

 

【賠償額】

98万9,192円

 

【事案の概要】

平成22年11月16日午後5時30分ころ、千葉県習志野市の京葉道の路上にて、原告有限会社の従業員である原告A運転の中型貨物自動車が、被告B運転、被告有限会社所有の普通貨物自動車に、前方不注視義務違反の過失により追突した交通事故である。
原告保険会社は、被告Bに対し、対人賠償保険金151万6,370円、休業損害139万5,200円、被告会社に対し、対物賠償保険金122万6,058円を支払った。
上記の事故について、原告保険会社が、被告会社作成の内容虚偽の休業損害証明書による被告Bの休業損害の過大な請求が、共同不正行為に当たると主張した。

 

【判例要旨】

被告会社と被告Bが共謀して休業損害証明書に虚偽の記載をして過大な休業損害を請求したとまで認めることはできないが、被告会社が、被告Bの休業損害証明書の収入について過大な記載をすることにより、被告Bが原告保険会社から過大な休業損害名目額(現実の収入の1.75倍)の保険金の支払を受けることを認識し、少なくとも過失により幇助したものとして、被告らの民法719条2項の責任を認めた。