愛知県北名古屋市の路上におけるマンション建築基礎工事のために敷設した重機用パネルに前輪をぶつけて自転車搭乗者が受傷した交通事故

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路上に敷設した重機用パネルに前輪をぶつけて自転車搭乗者が受傷した交通事故

【判例名】

名古屋地裁 平成25年6月19日判決(交通事故民事裁判例集46巻・第3号)

 

【死亡・後遺障害等級】

併合11級

 

【賠償額】

78万9,685円

 

【事案の概要】

平成21年2月17日午前8時45分ころ、愛知県北名古屋市の路上にて、建設会社がマンション建築基礎工事の杭打ち機搬出のため、重機用パネルを敷設していたところ、原告が搭乗する自転車の前輪がパネルに当たり、転倒して原告が受傷した事故。
被害者の男性は、事故時67歳・合資会社である布団店経営。

 

【怪我と後遺症の内容】

右鎖骨の変形障害12級、右肩関節の機能障害12級、併合11級。

 

【判例要旨】

1) 過失割合
建設会社は、道路使用許可を受けることなく工事現場に隣接する道路上にベニア板パネルを敷設。被害者は、パネルの脇を通過することが十分に可能で、事故の原因は主に被害車の自転車運転操作の誤りによるものである。しかし、建設会社にもパネル付近を通過する自転車等の通行の安全に配慮するべきであるのに、事前に何らの措置も講じなかった過失があるとして、過失割合を被害者90、建設会社10と認定した。

 

2) 休業損害
事故年度の被害者の実収入(給与所得額年額122万円)を基礎収入とし、事故後の104日間につき70%、その後の214日間につき40%の就労制限を認め、52万9,446円を認めた。

 

3) 後遺障害慰謝料
後遺障害慰謝料は、420万円と認めた。

 

4) 後遺障害逸失利益
事故年度の実収入額(給与所得額)を基礎収入額として、労働能力喪失率を14%、労働能力喪失期間を8年間として110万3,880円と認めた。