名古屋市の信号機のあるT字型路交差点において直進の自動二輪車と対向右折しようとした乗用車が衝突した交通事故

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T字型路交差点で直進の自動二輪車と対向右折の乗用車が衝突した交通事故

【判例名】

名古屋地裁 平成25年6月28日判決(交通事故民事裁判例集46巻・第3号)

 

【死亡・後遺障害等級】

1級1号

 

【賠償額】

1億1,181万8,129円

 

【事案の概要】

平成22年1月18日、名古屋市内の信号機による交通整理の行われているT字型交差点における直進の原告自動二輪車と、対向右折しようとした被告車(普通乗用自動車)が衝突した交通事故。
被害者男性は、57歳・公務員。

 

【怪我と後遺症の内容】

第4・5胸椎脱臼骨折、両側血胸、第4胸髄以下の完全脊髄損傷、両側下肢完全麻痺。股、膝、足全廃。

 

【判例要旨】

1)過失相殺
被告には著しい前方不注視の過失があること、及び結果の重大性等を考慮して、原告に軽度の前方不注視が認められたとしても、過失相殺は相当ではないとした。

 

2)後遺障害逸失利益
復職していることから、60歳定年までの3年間は、労働能力喪失率20%と認め、事故前年の実収入を基礎とし、定年後は、賃金センサス学歴計・男・年齢別平均賃金を採用し、被害者の後遺障害は、乳部以下の麻痺により腹筋が使えず、加齢と共に車椅子への移乗動作が困難になり上肢の整形疾患を生じる可能性がある等、労働能力喪失率を低減させるべき必要性や相当性が認められないとし、労働能力喪失率100%である2,470万0330円と認めた。

 

3)将来介護
症状固定日から被害者の妻が67歳に達するまでの8年は親族介護によるものとして日額4,000円を認め、その後の平均余命まで(26年)は職業介護によるものとして、日額8,000円を認めた。

 

4)後遺障害慰謝料
後遺障害慰謝料として,2800万円、その妻の固有の慰謝料100万円を認めた。