兵庫県淡路市の自動車専用道路において大型貨物自動車が前方を走るバイクに追突し死亡させた交通事故

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自動車専用道路で大型貨物自動車が前方のバイクに追突し死亡させた交通事故

【判例名】

大阪地裁 平成25年7月4日判決(交通事故民事裁判例集46巻・第4号)

 

【死亡・後遺障害等級】

2名死亡

 

【賠償額】

原告(娘)に、4,367万1,508円
原告(息子)に、4,404万9,858円
原告(息子)に、4,367万1,508円

 

【事案の概要】

平成23年8月11日午後9時30分ころ、兵庫県淡路市白山神戸淡路鳴門自動車道(自動車専用道路/最高速度は普通自動二輪車については時速100Km、大型貨物自動車については時速80Km、最低速度は時速50Kmに規制)において、Aが普通自動二輪車の後部座席に妻を乗車させて時速50キロメートル以上で走行していたところ、後方からオートクルーズ装置で時速90キロメートルに設定して走行してきたBの運転する大型貨物自動車が追突した交通事故である。
Aは、事故当時、59歳、会社員の男性。Aの妻は、50歳、専業主婦。
被告会社はBの使用者で、業務の執行中に発生した事故。

 

【判例要旨】

1) 過失割合
Bには、制限速度を10キロメートル超える速度で漫然と前方を注視しないまま進行した重大な過失があったのに対し、原告車の速度が最低速度の時速50キロメートル未満であったとは想定しがたく、第一被害者(A)による原告車の走行態様を落ち度として評価することはなきないとして、過失相殺を認めず、加害者100、被害者0と認定した。

 

2) 死亡逸失利益
Aの死亡事故前年の収入を基礎に、生活費控除率を35%、就労可能期間を11年とし、年金分については60歳から5年間は131万7,500円(特別支給老齢厚生年金)、65歳から17年間は211万1,600円(老齢基礎年金+老齢厚生年金)を受給するものとし、生活費控除率を55%として3,685万0484円と認めた。
Aの妻の逸失利益は、2,916万4,041円と認めた。

 

3)死亡慰謝料
Aの死亡慰謝料とし、2,500万円と認めた。
Aの妻は、本事故により路上に放り出され上に、約17tの重量の被告車に轢過され、原形を留めず、識別が不可能なほどにその身体を著しく損なわれたものであり、その状況は凄惨極まりなく、その際にAの妻が受けた恐怖感、苦痛は筆舌に到底尽くせない。本件に現れた一切の事情を考慮すると、Aの妻の死亡慰謝料として2,400万円と認めた。

 

4)固有の慰謝料
両親を一度に失った子ら(3名)に、各200万円の固有の慰謝料を認めた。