東名高速道路において約7tのトラックが居眠り運転したまま90kmのスピードで渋滞停車中の乗用車後部に衝突し3名が死亡した交通事故

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トラックが居眠り運転で渋滞停車中の乗用車後部に衝突し3名が死亡した交通事故

【判例名】

名古屋地裁 平成25年7月18日判決(交通事故民事裁判例集46巻・第4号)

 

【死亡・後遺障害等級】

3名死亡

 

【賠償額】

原告(被害者夫)に、9,100万705円
被害者の2人の息子に、各3,034万3,811円

 

【事案の概要】

平成23年2月15日午後4時56分ころ、被告が愛知県豊橋市の東名高速道路下り線を中型貨物自動車(業務用冷蔵冷凍庫、事故当時の積載物を含む車両重量は6900kg)を運転して走行中、渋滞のため車列の最後尾に停止していた東京ディズニーリゾートに遊びに出かけた帰りの原告車両の後部に、時速80ないし90kmで仮眠状態のまま全く減速することなく衝突し、はじき飛ばされた原告車両が中央分離帯ガードレール等に衝突し3名が死亡した交通事故。
なお、被告車両は、衝突後も同車線を進行し続け、原告車両の前方で停止していた普通乗用車と衝突、さらに同車線を進行し続け、その前で停車中の普通乗用車の後部に衝突した。
死亡したのは、原告車両の助手席に乗車していた原告の妻(会社員・兼主婦・年収634万7,483円、事故当時47歳)と後部左座席に乗車していた原告の娘(事故当時17歳・大学への進学が決定)と後部右座席に乗車していた亡娘の交際相手(即死)。

 

 

【判例要旨】

1)死亡逸失利益
原告所有の二世帯住宅において、原告(当時47歳)と妻、長男(当時24歳)、次男(当時21歳)、亡妻の母(当時67歳)、亡妻の父(当時79歳)の7名が同居して生活していた。妻の基礎収入を634万7,483円とすることは争いなく、生活費控除率を40%とし、4,746万2,161円を認めた。
娘の死亡逸失利益は、女性労働者・大学・大学院卒・年齢計の平均年収額448万2,400円とし、事故の5年後から50年後までの45年間として算定し、3,745万4,217円と認めた。

 

2)慰謝料
亡妻と亡娘、及び原告らの慰謝料の合計額として5,600万円を認め、亡娘の死亡慰謝料として2,300万円、亡娘の死亡による亡妻の障害慰謝料及び死亡慰謝料として計2,600万円、亡妻の死亡による原告らの固有の慰謝料として各100万円を認めた。